2022/01/08 09:00


地球上にはどれくらいの生き物がいるか

地球上には様々な生き物が生息しています。判明しているだけで170万種、未知の生物も含めると3,000万種や1億種の生物がいるとされています。長い年月をかけて環境に適応して進化してきたためこれほど多くの生き物が存在します。

どれくらいの生物が絶滅しているか

しかし、生息地の減少、自然を利用しなくなったことによる自然の質の低下、外来種による生態系の撹乱、地球温暖化などが原因で毎年4万種が絶滅しているとも言われています。1日に換算すると100種以上の生き物が絶滅していることになります。過去にも恐竜などの大量絶滅はありましたが、人間の活動が原因で100倍から1,000倍ほどのスピード様々なで絶滅しているとされています。これから先、人間が今のままの生活を続けるとさらに絶滅のスピードは速くなります。

生物多様性がもたらすサービス

生物多様性は大気温度の調整などにつながる基盤サービス、食べ物や医療などへの利用につながる供給サービス、地域性豊かな文化につながる文化的サービス、土砂災害などの軽減につながる調整サービスという4つの生態系サービスをわたしたちにもたらしてくれます。このまま生物多様性の危機が続くと私たちの「いのち」と「暮らし」が危機的な状況に陥るだけでなく、未来の子どもたちに大きな負債を抱えさせることになります。私たちに一人ひとりにできることは多くはありませんが、多くの人の力が合わされば大きな力になるはずです。まずは身近な自然環境に目を向けて自分にできることを考えましょう。

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